エダマメ(ダイズ)とスイートコーンの比較栽培結果
2023年06月19日5月30日から始めたエダマメとスイートコーンのバイオ炭比較栽培が、21日目になる6月19日に終了しました。栽培終了時にポットから抜き取って、根の張り具合を観察してみました。
まずはエダマメの根の様子です。
![](https://biochar-pj-nagano.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/image-5-1024x717.png)
根の張りは0%が最も良いように感じます。10%と20%の違いは判りませんでした。
![](https://biochar-pj-nagano.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/image-6.png)
また、地上部の成長具合を比較するために、草高も計測しました。
草高は10%、20%、0%の順で大きい結果となりました。
次に、スイートコーンの根の様子になります。
![](https://biochar-pj-nagano.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/image-2-1024x685.png)
![](https://biochar-pj-nagano.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/image-3-1024x729.png)
![](https://biochar-pj-nagano.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/image-4.png)
スイートコーンの根の張りは明確な違いがあるようには見えません。
![](https://biochar-pj-nagano.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/image-7.png)
草丈の平均は10%が最も高く、本葉の枚数は20%が最も少ないという結果となりました。
以上、エダマメとスイートコーンの育苗結果でしたが、地上部の高さの平均はどちらもバイオ炭10%のものが高く成長していました。バイオ炭は用土の10%程度混ぜるのが良いとされており、その通りの結果になりました。
一方で、根の張りはスイートコーンではあまり明確な差は見受けられず、エダマメでは0%が最も良く根が張っているように感じました。今回、育苗用に調製済みの市販の育苗培土にバイオ炭を混ぜたことから、あまり差が見られず、むしろ混ぜないほうがエダマメの根にとっては良い環境となったのかもしれません。
今回の比較では株数が少なく誤差も大きいと考えられますが、総合的にみると生育に悪影響を及ぼしているようには感じられませんでした。作物に悪影響を及ぼさないのであれば、炭素貯留ができるバイオ炭の活用は環境対策への貢献ができる取り組みであると考えられます。